こんにちは!悩ママ(なやまま)です!
私は妊娠24週のときに切迫早産と診断され入院しました。
今回は(1)の続き、入院生活開始~を書いていきたいと思います。
※この記事は私の実体験をもとに作成した体験談です。
※過去の記事はこちら
病状の説明
家にも帰れないまま、いきなり入院生活がスタートした私。
先生から病状や今後の方針を説明してもらうために、夫を会社から呼び出しました。
個室に入りベットで横になったまま先生からの説明を受けました。
子宮頸管が短くなり子宮口が開きかけている状態で、このままでは赤ちゃんが生まれてしまうリスクがある、とのことでした。
診断名は「切迫早産」。
赤ちゃんに1日でも長くお腹にいてもらう必要があります。
今後の治療方針としてはお腹の張りがあるため、張り止めの点滴をしてトイレなど立つ必要があるとき以外はずっとベッドの上で安静にする必要がある、とのこと。
また、陣痛が始まってしまいこれ以上くい止めきれないと判断された場合は、分娩するしかなく、現在逆子になっており帝王切開になるため、その同意書も記入しました。
先生が深刻そうにリスクの部分をおっしゃるので、とても怖くなりました。
そしてまさかの逆子であることをこの時知りました。。。
後で調べて知ったのですが、この週数で逆子なのは全然珍しいことではなく、ほとんどの人が臨月までに頭位に戻るみたいです^^
1日でも長くお腹にいてもらうことが大切
先生からは、今の週数の赤ちゃんは1日長くお腹にいるだけで成長が大きく違う。1日でも長くお腹にいてもらうことが大切、と説明を受けました。
私はまさに24週だったので死亡のリスクが減ることに関してはほっとしましたが、後遺症の話を聞くと青ざめました。
目標週数ごとの目安
週数によって赤ちゃんの発達や生存率が変わってきます。
目標週数ごとの一般的な目安をまとめました。
24週 | 生存率は80%ほど。生命の維持に必要な器官がまだ未熟なため様々な合併症を引き起こす恐れがある。 |
28週 | 体重が1,000gを超えてくる赤ちゃんが増え、外で生きていくための機能が整い始める。生存率が95%とグンと上がり、網膜が発達するため目の病気にかかる確率も下がる。 |
30週 | 体重が1,500gを超えてくる赤ちゃんが増え、内臓機能がほぼ出来上がる。 |
32週 | 排泄機能が備わり、もう少しで肺機能が完成する。 皮下脂肪がつき皮膚に張りがでてくる。 |
34週 | 自分で呼吸できる程度に肺の機能が完成し、生まれても十分生きていけるようになる。 |
36週 | 呼吸器などすべてが揃っており、正期産で生まれるのとほぼ変わらない状態。 |
37週~ | 正期産となります。 ここまでくればいつ生まれても大丈夫です。 |
初めてのNST
先生のお話を聞く前に、ベッドに寝ながらNSTという検査をしました。
NSTとはノンストレステストの略で、お腹にセンサーをつけ赤ちゃんの心拍数やお腹の張り具合を測る検査です
心拍数やお腹の張り具合はグラフ化され紙に印刷されます。
陣痛の指標にもなるため、何も問題がなければこの検査は37週以降に初めて受けることが多いです。
この検査をしたところ、私のお腹の張りのグラフはさざ波のようになっており、小さい張りがたくさんありました。
小さい張りが大きな張りに変わっていく可能性があるため、すぐに張り止めの薬の点滴を打つことになりました。
点滴はもちろん24時間ずっと付ける必要があり、シャワーのときだけ外してもらいました。
NSTの他にも入院するにあたってたくさんの検査をしました。
感染症などの有無を調べるための血液検査やおりもの検査、よく分からないレントゲン検査(今でも何のレントゲンだったか分かりません笑)
次の日にはもう結果が出ていて、少し貧血っぽいけどその他は問題ないとのこと。
感染症が原因で切迫早産になる場合があるそうですが、感染症が原因ではないことが分かりました。
私の場合は原因不明の切迫早産とのことでした。
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点滴について
お腹の張りがあるため、張りを抑えるため、リトドリンという張り止めの効果がある薬剤を2A/25の量を点滴することになりました。
点滴の薬剤はブドウ糖などの注射液500mlにリトドリンを希釈して使用するのですが、2Aというのはリトドリンが2管入っているという意味です。
リトドリン1管は50㎎なので2管だと100㎎になります。
(A=アンプルのことで注射剤が入った容器のこと。管ともいいます)
後ろの25という数字は1時間あたりに流れる「流量」を示します。単位はmlです。
この値が高ければ高いほど体内にたくさんの量を流すことになります。
よって2A/25というのは、2管のリトドリンが入った希釈液を1時間で25ml流すという意味になります。
この点滴の濃さや流量の最大限度は病院ごとに決められています。
私の入院した病院では6Aまで使用できるそうでした。
そう考えると、私はまだ軽い方だったのかなと思いました。
私が入院したMFICU
私が入院することになったのはMFICUというところです。
MFICUとは、母体・胎児集中治療室(maternal-fetal intensive care unit)の略でリスクの高い妊娠・出産・産後の方が入院する治療施設のことです。
24時間体制で母体と胎児の管理がされ、必要な治療や処置が行われています。
MFICUに入院になって改めて危険な状態なんだと気づかされました。
MFICUは病院によっては全て個室の場合もありますが、私が入院した病院では個室と大部屋(4人部屋)があり、私は大部屋に入院しました。
個室にするかどうか聞かれなかったので、個室はよりリスクの高い人用なのかな?と思いました。
大部屋でしたが、狭苦しい感じはなく、広い部屋がカーテンに4つに仕切ってあり、一人一人のスペースも十分広かったです!
ベッド、冷蔵庫、テレビ、荷物台があり広さ以外は一般病棟と変わらない設備かなと思います。
トイレは部屋にひとつ設置されていたため、すぐ行ける距離で切迫早産の身にはとても助かりました。
自分のスペースに案内されたあとはもうひたすらベッドで安静です。
こうして私の入院生活はスタートしました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
次からは入院生活の流れを書いていきます。
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