節約

【消費生活アドバイザー受験体験記①】受験動機・試験概要

今回のテーマは「2020年度の消費生活アドバイザー試験」についてです!

簿記・FPなどに比べるとマイナーな資格ということもあり、受験前の情報収集は中々難しいです。

消費生活アドバイザーに興味がある方や、受験を考えている方向けに、私が試験を受験した理由や、試験対策などについてご紹介していきます!

そもそも消費生活アドバイザーって何?

消費生活アドバイザーとは、

・消費者のニーズを企業経営や行政に反映させる
・消費者からの苦情相談等に対し適切なアドバイスを行う能力がある

このような人材として、内閣総理大臣・経済産業大臣の事業認定に基づき付与される資格です。資格取得者は、1980年(昭和55年)の消費生活アドバイザー制度創設から、2019年度までの39年間で約17,000人となります。

資格取得者は全国にある消費生活センターにおいて消費生活相談員として業務に携わることなどが可能となります。

また、一般企業においても、顧客対応のプロフェッショナルとして一定の評価を得られることから、顧客サービス部門や消費者視点を生かした商品・サービス開発などの業務に携わる方も多くいらっしゃいます。

消費生活アドバイザーをめざした理由①

私が消費生活アドバイザー試験の受験を決めた一つ目の理由は、

「私はお客さま目線をしっかり持ってますよ!」というPRになり、顧客対応の際にプラスになると思ったからです。

私は現在、一企業の営業マンとしてあらゆる場面で顧客と接していますが、自社の商品・サービスを勧めるうえでも「消費生活アドバイザー」という肩書があれば、少しはお客さまからの信頼も得られやすいかなと考えました。

顧客が企業とトラブルになった際、「納得いかないので消費生活センターに申し入れを行う!!」といった話をよく聞きませんか?

消費生活センターはトラブル解決の駆け込み寺です。そこで相談業務を行う「消費生活アドバイザー」の資格があれば、顧客からの印象も変わるのではないか、というねらいです。

消費生活アドバイザーをめざした理由②

二つ目の理由は、

資格取得に向けた勉強で自分自身が「賢い消費者・騙されない消費者」になれると思ったからです。

消費生活アドバイザー試験の勉強範囲には、

  • 消費者問題
  • 消費者行政・法律
  • 経済一般知識
  • 生活経済知識

などがあり、新手の手口が増えている消費者トラブルの事例についても触れることができるため、遠方に住む高齢の両親を悪徳業者や詐欺業者から守る知恵も身につくと思いました。

2020年度試験の概要

◆試験日程

第1次試験10月4日(日)
第2次試験11月29日(日)

◆試験地

第1次試験札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇
第2次試験札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡


◆受験手数料

通常受験13,200円(消費税込)
第1次試験免除9,900円(消費税込)

※いずれの受験も合格後、資格保有者として登録するため、別途登録管理手数料11,000円(消費税込)がかかります。

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試験範囲

試験範囲は以下の通りです。

非常に多岐にわたるため、計画的な準備が必須です。

第1次試験(択一試験)
1. 消費者問題
2. 消費者のための行政・法律知識
(1) 行政知識
(2) 法律知識
3. 消費者のための経済知識
(1) 経済一般と経済統計の知識
(2) 企業経営一般知識
(3) 金融の知識
(4) 生活経済
(5) 地球環境問題・エネルギー需給
4. 生活基礎知識
(1) 医療と健康
(2) 社会保険と福祉
(3) 余暇生活
(4) 衣服と生活
(5) 食生活と健康
(6) 快適な住生活
(7) 商品・サービスの品質と安全性
(8) 広告と表示
(9) 暮らしと情報
第2次試験(論文試験)
上記第1次試験のうち、1~3の範囲より出題されます。
出題は次の2グループにわけ、各グループ4題より1題選択し、2題記述します。
第1グループ(4題)
・消費者問題
・行政知識
・法律知識(2題)
第2グループ(4題)
・経済一般知識
・企業経営一般知識
・生活経済
・地球環境問題・エネルギー需給

合否判定基準

◆第1次試験(択一および○×式)

第1~3時限の合計得点が原則として、正解率 65%(358 点)以上で合格。

※第3時限までの全ての答案を提出していない場合には、採点対象外となります

◆第2次試験(論文・面接)

論文試験は、消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、出題の理解力、課題の捉え方、表現力等を審査し、選択した2題それぞれが5段階評価(A~E)のC以上で合格

面接試験は、消費生活アドバイザー及び消費生活相談員として必要な、見識、相応しい態度、積極性、コミュニケーション能力等について審査し、面接委員の総合評価が3段階評価(A~C)のB以上でクリア

以上が受験動機・試験概要となります。

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次は一次試験についてを書きたいと思います。

続きはこちら

【消費生活アドバイザー受験体験記②】一次試験に向けて

ABOUT ME
悩ママ(なやまま)
金融機関での勤務を経て、初めての育児に奮闘中の30代専業主婦。夫と娘と3人暮らし。子育て・暮らし・節約をテーマに情報発信中!【資格】FP、簿記、医療事務など