今回は消費生活アドバイザー試験の一次試験に向けた私の勉強方法や、試験当日の様子などを紹介していきます!
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一次試験の難易度はどの程度か?
年度によってばらつきがあるものの、ここ数年の一次試験の合格率は約30~50%となっております。
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2019年度 | 1,402人 | 48.0% |
2018年度 | 1,624人 | 45.2% |
2017年度 | 2,125人 | 31.3% |
最短ルートで一次試験を突破するために準備したもの
アマゾンで検索した結果、テキストと過去問があれば大丈夫だろうと考えて以下を購入しました。
結果、この2つの教材さえあれば合格できます!!
特に過去問は超大事です!!!
<購入したテキスト>
<購入した過去問>
試験まで時間がたっぷりあり、「出題範囲を一つずつ理解していき、体系的・網羅的に勉強したい」という方は上のテキストをおすすめします。
ですが、試験まで時間がなく「え・・・、こんなに分厚いの?しかもめっちゃ細かいし、全部覚えるのは無理じゃね・・・」、となる方も多いと思います。
私はこのテキストを見て、予想以上に試験範囲が広く、かつ細かい内容であることがわかり、全部を網羅して学ぶことは時間的に厳しいと判断しました。
(一次試験まで約2か月しか時間がなかったことが大きいです)
過去問を3年分チェックすると、似たような問題が頻出していることもわかったので、最短ルートで合格するために、1次試験はこの過去問3年分を中心に勉強することに決めました。
・産業能率大学が発行している過去問の入手は必須
・各章には必須で押さえておきたい知識のまとめや、ミニテストも用意されているため、これを解くだけでかなりの準備になる
私の勉強方法(おすすめの勉強方法)
・過去問3年分を2周解く
・分からないところだけテキストやググって調べる
一次試験は選択式で65%以上でクリアなので、このやり方である程度の情報をインプットしておけば全然戦えます。
1限目の出題範囲である「消費者問題/消費者のための⾏政・法律知識/広告と表⽰」は、比較的優しい内容なので稼ぎどころとなります。
中でも、「消費者問題」は2次試験においても論文を書く方が多いテーマですので、重点的に勉強し得意分野にしておくことをおすすめします。
逆に、2限目の出題範囲である「経済一般知識」は、経済学を大学などである程度学んでないと相当苦労しますので、苦手な方はきっぱりと捨ててしまってもOKです。
限界効用、市場均衡、パレート最適、ISLM分析といった言葉すら聞いたことがない方は、初めから勉強しないほうが得策です。習得に時間がかかりすぎますし、それに見合うリターン(得点)はないと思います。
3限目の出題範囲となる「⽣活基礎知識(広告と表⽰を除く)/地球環境問題/エネルギー需給」については、暗記中心ですので漏れのないように押さえておきましょう。
・難易度の高い「経済一般知識」に時間を取られすぎないように
・苦手な方は見切りをつけてきっぱり捨てるのも得策
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消費生活アドバイザーの勉強は超楽しい
消費生活アドバイザー試験の勉強はめちゃくちゃ楽しいです。
経済・統計は少し毛色が違いますが、ほとんどの出題範囲が私たちの日常生活に密接に関わっており、「へぇー、そういう意味だったんだ!勉強になる!」みたいな内容が多かったです。
例えば、コンビニやスーパーでよく見かける「特定保健食品(トクホ)、栄養機能食品、機能性表示食品」の違いや、賞味期限と消費期限の違い、洗濯・クリーニングの表示の意味など、もの知らずな私にとってはすべてが興味深く感じました。
また、クーリングオフや消費者関連の法令などは、「顧客対応するうえでは、当然知っておかなきゃダメだよな」と思う内容ばかりでした。
いざ、一次試験会場へ
10月4日(日)、一次試験を受験しましたが、予想以上に受験者が多く少々緊張しました。
席は間引かれ、マスク着用も当然必須。発熱がないかなどの事前チェックシートも提出させられ、コロナ対策も万全。問題なく試験には集中できました。
65%で合格ですが、予想よりも今年は簡単な問題が多く3つのテストともかなり手ごたえがありました。
緊張の自己採点・合格発表
試験当日の夕方には日本産業協会のHPで解答が公表され、自己採点を行いました。
結果は見事合格!手ごたえ通りの85%程度の正答率でした!
公式発表では、
受験者数 | 1,449名 |
---|---|
合格者数 | 865名(合格率:59.7%) |
と2019年の合格率約48%に比べると、やはりハードルは低かったようです。
過去問のみの最短ルートでしたが、とにかく無事に一次試験を突破することができほっとしました。
以上が一次試験についてです。
次は二次試験についてを書きたいと思います。
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